2011年9月24日土曜日

 8才のヨークシャテリアの男の子


歯周病ですね
分かりますでしょうか、左ホホから撮影して画面右が上あご側、画面左が下あごです。
上あごの奥歯が何やら変ですね。
重度の歯周病から、歯石と食べカス、細菌などが堆積してドロッとした粘着物で覆われています。
他の歯も茶色いです。







ある程度超音波スケーラーという器具で歯石と歯垢などの付着物を取り除いたところです。
本来の「歯」が出てきました。


反対側から、はじめの画像にあった奥歯が常に触れていたホホの粘膜を撮影しました。
真っ赤にタダレて、広範囲に炎症を起こして「糜爛(びらん)」を形成しています。
これは痛かったでしょうね。
常に腐ったものが触れている事で、慢性炎症を起こします。また、こういった慢性刺激は「がん」の発生を作ってしまう原因になりますので、早めの対処が大事ですね。

歯周病になる原因は、様々です。
唾液が減ってしまうような「基礎疾患」があるのか
柔らかいものが主食であるのか
性格的にあまり噛む事をしないのか
いずれにしても、日頃からの歯磨きが大事です。